このページはZigBee XBeeモジュールのUSB変換方法に関するメモです。安価なUSBシリアル変換器を使って作成します。X-CTUの設定、ファームウェア書き込みが動作しました。
すでにUSBのDEV INTERFACE BOARD XBIB-U-DEVが主流となっていて、今となってはこのボードそのものが入手しにくいです。持っている人は、随分前にディジインターナショナルなどで売られていたXBee開発キットを購入した人くらいだと思います。
ところで、このボード、回路図を見るとRS-232Cの9番ピンから電源を入力できるようになっています。USBで接続するなら、ついでに、ここから電源を供給してしまいましょう。
まずは、XBIB-R-DEV ボードの「R3」と書かれた空きパッドを探します。DCジャックのすぐ近くにあります。そこへダイオードをハンダ付けします。ボクは秋月で売られていたPANJIT製1S3を使用しました。
USBシリアル変換はPCサプライなどで安価に売られていたものを使用しました。中身のはUSBシリアル変換ICはProlific PL-2303が入っていました。RS-232Cレベルコンバータや発振器は色々です。
RS-232Cコネクタ(D-SUB 9ピン)の9番ピンがRS-232Cドライバに接続されているので、そのパターンをカットしてからUSBの1番ピン(電源+)に接続します。
部品名
単価
| 使用量
| 金額
| Digi XBIB-R-DEV
| ???円
| 1枚
| ???円
| USBシリアル変換(IC=Prolific PL-2303)
| 800円
| 1個
| 800円
| ダイオード 1S3(PANJIT)
| 30円
| 1個
| 30円
| |
今回、製作したものを使用するとX-CTUからの設定読み込み、書き込み、ファームウェア書き込みが動作しました。もちろん、RTS/CTSを使ったフロー制御もできました。しかし、ブートローダが壊れた場合のファームウェア書き込みが出来ないようです。
原因はUSBシリアル変換ICによる違いかもしれません。PCからのDIN=L,DTR=L,RTS=Hへの設定制御できない可能性があるものと考えています。可能であれば変換ICにはFTDIのものを使用するのが良いでしょう。
Digi純正XBIB-U-DEV評価ボードは旧MaxStream社が設計したもので、FTDI社製FT232BMを使用していました。また、Digi社はXBee Series 2で使用しているEmber社EM250用のブートローダーに機能を拡張しており、FTDI社のUSBシリアル変換ICにて動作保証しています。